古上織蛍の日々の泡沫(うたかた)

歴史考察(戦国時代・三国志・関ヶ原合戦・石田三成等)、書評や、        日々思いついたことをつれづれに書きます。

小学4年の国語の教科書の問題がよく分からない

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ある方のツイッターで、小学4年の国語の教科書の問題が取り上げられていました。ちょっと面白いので考えてみました。 

(リンク先→https://twitter.com/nynuts/status/461851368563965952/photo/1

 

 文章は以下の通りです。 

(ケース1)

 (ひとみさん)音楽室に、ノートをおきわすれていたよ。

 (たかしさん)助かった。ありがとう。

 

(ケース2)

 (ひとみさん)音楽室に、ノートをおきわすれていたよ。

 (たかしさん)ごめんなさい。これからは、気をつけるね。

 

(質問)

たかしさんの返事は、なぜちがったのでしょうか。それぞれのときの、ひとみさんの顔つきや声の調子を考えてみましょう。

 

で、解答を考えてみました。

(ケース1)のひとみさんの顔つき

「た、たまたま通りかかって拾っただけで、べ、別にあんたのために届けたんじゃないんだからねっ」という顔つき

 

(ケース2)のひとみさんの顔つき

「おめーがノートを忘れたって言ったから貸してやったのに、音楽室に忘れてくるとは一体どんな了見だ、いてまうぞ、ゴラァ」という顔つき。

 

という解答ですかね。(えーと、真に受けないでくださいね。少なくとも学校で言ったら間違いなく不正解だと思います。)

 

もう1問、問題があるようです。

(リンク先→https://twitter.com/nynuts/status/461852785974452224/photo/1

 

文章は以下の通りです。

(ケース3)

(ひとみさん)わたしが言ったこと、まちがっていたかな。

(たかしさん)(間をおかず)そんなことないよ。

 

(ケース4)

(ひとみさん)わたしが言ったこと、まちがっていたかな。

(たかしさん)(間をおいて)そんなことないよ。

 

(質問)

間をおいたのとおかないのとで、ひとみさんの受け止め方はかわるでしょうか。

 

で、これも解答を考えてみました。

 

(ケース3)のひとみさんの受け止め方

「たかしさんは嘘を付いている、とひとみは思った。返事が返ってくるのがいささか早すぎる。ひとみがこのような質問をしてくるであろうとたかしさんは思って、あらかじめ偽の答えを用意していたのだろう。だから間をおかず答えが返ってきたのに違いないと、ひとみは考えた」

 

(ケース4)のひとみさんの受け止め方

「い、今答える前に間をおかなかった、この人?『そうだよ』と言おうと思って、すぐにそう言うのはヤバいと思って、心にもないこと、言い直したんでしょ。やっぱり、たかしさんは私が間違っていると思っているのね!」

 

あれ、どっちでも「たかしさんは、本当はひとみさんの言ったことが間違っていると思っている」とひとみさんは受け止めたという解答になってしまうぞ・・・・・・。これで良いのか?(いや多分、不正解でしょう・・・・・・。)

 

と言うことで、正解はよく分かりませんでした。皆様で「正解はこれだ」という方がいらっしゃいましたら、ぜひコメント欄に解答をお教え願います。よろしくお願いします。

 

(「この問題は、皆で解答を考える事自体に意味があって正解などない」という解答はなしでお願いします。というのは、この設問は「コミュニケーションには言語コミュニケーションの他に、(顔の表情や、間をおくなどの)非言語コミュニケーションもあり、非言語コミュニケーションも人間は共通して理解できるものである」という事が前提としていないと意味のない設問だからです。だから「一般的な解」は存在する、という前提の問題な訳です。といっても私は「空気が読めない」ので正解がよく分からない訳ですが。)