古上織蛍の日々の泡沫(うたかた)

歴史考察(戦国時代・三国志・関ヶ原合戦・石田三成等)、書評や、        日々思いついたことをつれづれに書きます。

「嫌なら見るな!」?

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 大河ドラマ真田丸』の感想も37話で終了し(個人的にはこれが最終回ですね)、38話以降は視聴終了ですが、ブログを見返してみると13話から毎回感想を書いており、なんというか自分の中では結構期待していた作品だったのだなあ、と今更ながらに思います。元々真田物語、真田昌幸・信幸(信之)・信繁(幸村)親子が大好きですし、今年はNHKがそれを大河ドラマでやるということで、いささか期待しすぎたのだなあ、と思いました。

 

 これまで、大河ドラマ真田丸』の批判をしてきましたが、そういった批判に対して「嫌なら見るな!」というコメントをよくいただきました。

 

 うーん、小説・漫画・舞台・映画・ゲームのような、「わざわざ金を払って見る・読む」ジャンルなら確かに、このコメントは基本的には妥当だと思うのですよ。なぜに、頼まれもせんのに、わざわざ金を払ってまで嫌なものを見なきゃいけんのだ、とは当然思いますし、そういう方は奇特な方だと私も思います。(うっかり他人の宣伝に引き摺られて、たまたま読む・見ちゃう場合もありますが。)

 

 しかし、NHKに関しては、既に我々視聴者は受信料という形で視聴料をほぼ強制的に徴収されている訳です。だから、あらかじめ受信料を払っている我々がNHKのドラマの出来が酷ければ文句を言っても当然かと思います。

 

 また、「わざわざ金を払って見」て、その上で文句を言うケースだって当然あるわけです。たとえば長年応援している野球とかサッカーのチームに新しい監督が就任して、滅茶苦茶な采配をしている場合とかです。こうした監督の采配を批判している時に「嫌なら見るな!」というのはやはり違う訳ですね。そのチームのファンだからこそ、こうした苦言が出てくるのです。

 

 こうした野球やサッカーのチームのファンに当てはめるならば、私は『大河ドラマ』や『真田物語』の長年のファンなのであって、別に「脚本家・三谷幸喜」のファンではありません。その脚本(采配)がおかしければ、当然批判の対象になる。これを「嫌なら見るな!」というのは、皆が三谷ファンで「三谷ドラマ」が見たくてこの番組を見ているはずだ、という勘違いでしょう。

 

 まあ、ともかく見るのはやめてしまったので、今となってはどうでもいいですが・・・・・・。

 

☆参考エントリー↓

koueorihotaru.hatenadiary.com

 

koueorihotaru.hatenadiary.com

 ※上記↑は、34話までの考察で、36・37話の流れを見ると、三谷氏の本来のねらいがあまりにも悪趣味過ぎるので、NHKスタッフから軌道修正が入ったのかもしれません(省略激し過ぎ)。このため、もう三谷氏はやる気がなくなっていて、だからこんな雑な流れになっているのではないかとも思います。