古上織蛍の日々の泡沫(うたかた)

歴史考察(戦国時代・三国志・関ヶ原合戦・石田三成等)、書評や、        日々思いついたことをつれづれに書きます。

柿好き石田三成

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 谷徹也編著『シリーズ・織豊大名の研究7 石田三成』(戎光祥出版、2018年)を読了しました。

 

 これから色々と感想を書いていきたいと思いますが、まず印象に残ったのは、本当に史実の三成は柿好きだった事。

 前掲書によると、

 

「なお、三成は奥州下向中、横浜一庵(良慶)が柿百個を届けてくれたことに対して「拙者好物御存知候」と述べて感謝しているほか、美濃の長谷川勝五郎からも音信で枝柿を送られているため、柿が好物であったことは当時もよく知られていたようである。これらの事実からは、関ヶ原の戦い後に捕縛された際の腹痛と柿に関する逸話も想起されよう。」(p11)

 

とあります。

 三成と柿を巡る逸話の類は、後世の創作だと思われますが、実際に柿好きであったことを元にして作られた逸話ということでしょうね。

 

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