岩明均『ヒストリエ』9巻(講談社)読みました。いや、これだけ最新巻を読める幸せをかみしめられる作品って他にないのではないでしょうか。
今回の圧巻はカロンとの再会ですね。エウメネスの前半生については全く不明で、つまり、ここまでの作品のエウメネスの人生は9割方作者の創作なのですが、実際の史実ともうまく絡めてリアリティのあるものとしています。こうした「リアリティのある創作」というものが書ける作者が本当に少なくなったと思います。
作者の方には是非、エウメネスの最期まで書いていただきたいです。まだ、先は長いけど。