古上織蛍の日々の泡沫(うたかた)

歴史考察(戦国時代・三国志・関ヶ原合戦・石田三成等)、書評や、        日々思いついたことをつれづれに書きます。

『ヒストリエ』9巻 感想(ネタバレあり)

☆総目次 に戻る☆ 

☆本・漫画の書評・感想 目次  に戻る

 

 岩明均ヒストリエ』9巻(講談社)読みました。いや、これだけ最新巻を読める幸せをかみしめられる作品って他にないのではないでしょうか。 

 今回の圧巻はカロンとの再会ですね。エウメネスの前半生については全く不明で、つまり、ここまでの作品のエウメネスの人生は9割方作者の創作なのですが、実際の史実ともうまく絡めてリアリティのあるものとしています。こうした「リアリティのある創作」というものが書ける作者が本当に少なくなったと思います。

 作者の方には是非、エウメネスの最期まで書いていただきたいです。まだ、先は長いけど。