古上織蛍の日々の泡沫(うたかた)

歴史考察(戦国時代・三国志・関ヶ原合戦・石田三成等)、書評や、        日々思いついたことをつれづれに書きます。

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

細川ガラシャの最期について~『霜女覚書』に見る「記憶の塗り替え」②

☆ 総目次に戻る☆ ☆戦国時代 考察等(考察・関ヶ原の合戦、大河ドラマ感想、石田三成、その他) 目次に戻る 前回の話の続きです。 koueorihotaru.hatenadiary.com 石田三成と大谷吉継が慶長5(1600)年7月11日に佐和山で決起した翌日の12日、大坂城…

大河ドラマ『真田丸』 第1回「船出」 感想

☆総目次に戻る☆ ☆戦国時代 考察等(考察・関ヶ原の合戦、大河ドラマ感想、石田三成、その他) 目次に戻る 大河ドラマ『真田丸』第1話「船出」の感想です。(ネタバレというか、あらすじ紹介をしていませんので、見ていないと意味が分からないかと思います。…

(『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』)コメントの回答

kayakokuro さんより、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は推理小説である。⑭」のエントリーhttp://sonhakuhu23.hatenablog.com/entry/2013/04/27/065201 に以下のコメントをいただきましたが、『国境の南、太陽の西』『海辺のカフカ』のネタバ…

細川ガラシャの最期について~『霜女覚書』に見る「記憶の塗り替え」①

☆ 総目次に戻る☆ ☆戦国時代 考察等(考察・関ヶ原の合戦、大河ドラマ感想、石田三成、その他) 目次に戻る 1.はじめに 細川ガラシャ(明智玉子)は細川忠興の妻で、関ヶ原の戦いのあった慶長5(1600)年の7月17日に西軍による人質要求を拒否して「…